おとこ: 55(ごじゅうご)か アパート さがし
男:55課アパートさがし
おんな: 「ふどうさんや」という しごとを しって いますか。 いえや アパートを さがして いる ひとに それを しょうかいする しごとです。 おんなの ひとは いま アパートを さがして います。 つぎの みっつの ことを かんがえながら、 おんなの ひとと ふどうさんやさんの かいわを きいて ください。
女:「不動産屋」という仕事を知っていますか。家やアパートを探している人にそれを紹介する仕事です。女の人は今アパートを探しています。次の三つのことを考えながら、女の人と不動産屋さんの会話を聞いてください。
おとこ: しつもん いち. いま、 ふたりが みて いる のは どんな へやですか。
おとこ: しつもん に. ふどうさんやさんは、 この へやについて どんな ことを いって いますか。
おとこ: しつもん さん. おんなの ひとは、 ふどうさんやさんと はなした あとで、 どう しますか。
おんな: では、 かいわを きいて ください。
男:質問1.今、二人が見ているのはどんな部屋ですか。
男:質問2.不動産屋さんは、この部屋についてどんなことを言っていますか。
男:質問3.女の人は、不動産屋さんと話したあとで、どうしますか。
女:では、会話を聞いてください。
おとこ: ローラさん、 ここが じゅうまんえんの へやです。 さあ、 はいって みましょう。
おんな: わあー、 あかるい へやですね。
おとこ: ええ、 まどが おおきいでしょう? こちらが みなみですから、 ふゆも あたたかい はずですよ。
おんな: うーん、 しずかで いい へやですね。
おとこ: ね、 わたしが いった とおりでしょう? わたしも、 もう にじゅうねん この しごとを やって いますけどね、 こういう へやが じゅうまんえんというのは、 ほんと、 めずらしいですよ。
おんな:でも おふろが ちょっと ちいさいですねえ。
おとこ: え? そうですか? でも、 これ、 おおきい ほうですよ。 いまの おふろは みんな もっと ちいさいから。
おんな: あれ、 ここ、 とが あきませんね。
おとこ: そんな ことは ありませんよ。 あれ、 へんだな。 すぐ なおさせますよ。 あした、 すぐ なおしに こさせますから、 しんぱいしないで ください。
おんな: あ、 かべが きたない、 ここ。
おとこ: あー、 ちょっとね。 ええ、 だいじょうぶ。 ここも すぐに やらせます。 なんでも いって ください。 いわれた とおりに、 ぜんぶ なおさせますから。
男:ローラさん、ここが10万円の部屋です。さあ、入ってみましょう。
女:わあー、明るい部屋ですね。
男:ええ、窓が大きいでしょう?こちらが南ですから、冬も暖かいはずですよ。
女:うーん、静かでいい部屋ですね。
男:ね、私が言ったとおりでしょう?私も、もう20年この仕事をやっていますけどね、こういう部屋が10万円というのは、ほんと、めずらしいですよ。
女:でもお風呂がちょっと小さいですねえ。
男:え?そうですか?でも、これ、大きいほうですよ。今のお風呂はみんなもっと小さいから。
女:あれ、ここ、戸があきませんね。
男:そんなことはありませんよ。あれ、変だな。すぐ直させますよ。あした、すぐ直しに来させますから、心配しないでください。
女:あ、壁がきたない、ここ。
男:あー、ちょっとね。ええ、大丈夫。ここもすぐにやらせます。何でも言ってください。言われたとおりに、全部直させますから。
おんな: いや、 ちょっと まって ください。 まだ かりると きめて いませんよ。
おとこ: ええ、 わかって います。 でも、 こんなに いい へやが じゅうまんえんというのは、 ほかに ありませんよ。 ふつうなら、 じゅうにまんえんぐらいの はずです。
おんな: ええ、 でも、 あしたまで ちょっと かんがえさせて ください。 ともだちにも そうだんしたいし。
おとこ: ともだちって、 ジョンさん?
おんな: ええ。
おとこ: ジョンさんの へやも わたしが しょうかいしたんですよ。 とても よろこんで くれましたよ。 わたしの いった とおりだったって。
女:いや、ちょっと待ってください。まだ借りると決めていませんよ。
男:ええ、わかっています。でも、こんなにいい部屋が10万円というのは、ほかにありませんよ。ふつうなら、12万円ぐらいのはずです。
女:ええ、でも、あしたまでちょっと考えさせてください。友達にも相談したいし。
男:友達って、ジョンさん?
女:ええ。
男:ジョンさんの部屋も私が紹介したんですよ。とても喜んでくれましたよ。私の言ったとおりだったって。