本文を読む前に、みんなで話し合おう。
1. ガラスがいつごろ作られたか、知っていますか。
2. あなたのまわりには、どんなガラス製品がありますか。
3. ガラスの性質の中で、いい点はどんなことですか。
4. ガラスの性質を利用して作られた新しい製品には、どんなものがありますか。
更に、人間は、熱に溶けやすく 、どんな形にも加工 しやすいというガラスの性質をもっと広く活用 する研究も行ってきた。
ガラスを溶かして 小さい穴 から引き出す と、非常に細くて長い繊維 にすることができる。
このガラス繊維 は、いろいろなところで役に立っている。
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ガラス繊維 で作った綿 は、熱を伝えにくいので、断熱材 として家の壁や冷蔵庫の壁の中に入れられている。
また、ガラス繊維 で作った布は、木綿 や絹 の布と違って 燃えない ため、消防服 やカーテン などの材料に適している 。
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ガラス繊維 は、プラスチック製品を作る時にも利用されている。
プラスチックにガラス繊維 を入れると、鉄より強いプラスチックになる。
しかも、それは鉄よりずっと軽い。
そのため、鉄や木に代わって 、ヘルメット やボート 、棒高とび の棒やスキーの板にまで ガラス繊維 が使用されている。
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人間は、ガラスという人工 の材料の優れた 性質を利用して、多くの製品を作ってきた。
それだけでなく、原料の組み合わせ や製法 を変え、新しい性質のガラスを生み出してきた。
また、ガラスの優れた 性質を広く活用 し、新しいガラス製品を作り出してきた。
私たちの暮らし とガラスとの結びつき は、これからもいっそう深まっていくにちがいない 。
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