本文を読む前に、みんなで話し合おう。
1.太陽系 には、どんな惑星 がありますか。
2.あなたは宇宙人 がいると思いますか。
3.2.の答えを証明 することができるでしょうか。
4.もし、宇宙人 がいるとしたら、どんなメッセージ を送りたいですか。そのメッセージ は、どんな方法で伝えればいいでしょうか。
「あなたは地球外文明 、宇宙人 の存在を信じますか。」
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こう 問いかけられたら 、多くの人はとまどってしまう だろう。
満天 をいろどる 星の中には、一つぐらいは、生物の存在する惑星 を抱えた 星があるのではないかと思う。
だが、宇宙人 の存在が依然として 確認 されていないことは、だれもが知っている。
確認 されていないものの存在を信じるのは、現代人 として“非科学的 ”なことのように思え、公言 するのがためらわれる のだ。
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しかし、実験や観測などによって、数量的 に実証 かつ 確認 できたもののみが科学ではない。
科学的方法の中には、物質や現象の持つ性質の類似性 、あるいは、その逆の相違性 などを根拠 に理論展開 することも含まれる。
つまり、確認 されぬものであろうと 、理論によって推測 するのが科学であることは言う までもない 。
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考えてみれば、人類は、誕生 以来 、広大な 宇宙に対して、なみなみならぬ 関心 を寄せて きた。
それは、各民族がそれぞれに、宇宙につながり のある誕生 神話 を持っていることでもよく分かる。
古代の神話 や民話 や物語 に、月や星が登場 するのは、世界共通の典型的な 現象である。
これは、人類がいかに宇宙に 関心 を持ってきたかの証明 だ。
だからこそ 、幾多の 学者が宇宙の不思議ななぞ を、何とか 解明 できないものかと心血を注いできた 。
我々が「宇宙には高等生物 がいるのではないか。」と思う気持ち、それは間違いなく “科学する 心”なのである。
専門家である科学者 の役割 は、地球外文明 の存在をどう理論づける かにある。
少なくとも 今のところは 、確率 で証明 するほかはなく、決定的な 結論 には至っていない 。
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